ミノキシジルはもとは血管拡張剤として処方されていた医薬品です。
そのため、ミノキシジルを服用すると、副作用を発症する可能性が指摘されています。
また、現在の健康状態によっては服用を控えた方がよい場合もありますので、副作用の症状を含め、ミノキシジルについての注意事項をきちんと把握しておく必要があります。
以下では、ミノキシジルの副作用症状と、服用を控えた方がよいケースを紹介します。
ミノキシジル系発毛剤『リアップ』の開発元である大正製薬は、リアップ発売にともない、臨床試験を行いました。
その結果、ミノキシジル1%濃度では全体の5.3%の被験者に、5%濃度では全体の8.7%に副作用の発症が見られたと報告されました。
副作用の症状は大きく3つにわかれ、最も多かったのは接触皮膚炎、つまり頭皮のかゆみやかぶれといった症状であり、次いで湿疹、脂漏性皮膚炎と続いています。
臨床試験ではこのような結果になりましたが、このほかにも、まれに頭痛や全身の発汗、むくみなどの症状が現れることが報告されています。
ただし、リアップの臨床試験からもわかるとおり、全体的な副作用発症率はきわめて低く、9割以上の方は問題なく使用できていることから、比較的安全な医薬品の部類に入ると言えます。
ミノキシジルは、健康な方が用法・用量を守って使用する分にはさほど問題のない医薬品と言えますが、健康状態によっては使用を控えた方がいい場合もあります。
たとえば、高血圧症として治療を受けている方や、もとから低血圧の方は要注意です。
なぜなら、高血圧症の治療を受けている方が処方薬とミノキシジルを併用してしまうと、血圧が急激に下がりすぎるおそれがあるからです。
同様の理由で、もとから低血圧の方が使用すると、血圧が下がりすぎてしまう危険性があるので、高血圧・低血圧の方がミノキシジルを利用する場合は、事前にかかりつけの医師に相談することをおすすめします。
また、お腹に赤ちゃんのいる妊婦の方や、母乳をあげている方は、母胎や母乳を通して胎児に医薬成分が吸収される可能性が指摘されています。
これまで、ミノキシジルによる胎児への重篤な影響は報告されていませんが、妊娠中や母乳育児中の方はミノキシジルの利用は避けた方がよいでしょう。